女の子が生まれたら、雛人形を飾って初節句のお祝いをしたい
そう願う親御さんは多いことと思います。
でも、雛人形っていつから出すものなのか、ご存知でしょうか?
そんな疑問にお答えします!
雛人形は、いつから出すのが一般的?
よく「しまう時期が遅れると、婚期も遅れる」と言われる雛人形ですが
あまり飾り始める時期というのには触れられず
いったいいつから出すのかよく分からないという方もおられると思います。
一般的には立春から2月中旬にかけて、と言われています。
立春とは節分の翌日のことなので
豆まきをしたら雛人形を飾ると覚えておけばいいでしょう。
雛人形はただの人形ではなく
我が子に災いが降りかかりませんようにと願いを込め飾られるものなので
雛人形を飾る日は大安が良いと考えられています。
また、雛まつりはかつては水に関連する行事と考えられていたため
2月18日または19日の雨水の時期に飾り始めることが良いという考えもあります。
雨水は、春の温かさで雪や氷が溶け、雨水となって降り注ぐ日で
農作業の準備を始める日の目安として考えられてきました。
あまり、雛人形をいつ出すかということにばかり神経質になる必要はありませんが
せっかくの雛人形を楽しめる時期ですから
少なくともひな祭りの1週間前には飾り終えておくのがいいのではないでしょうか。

雛人形は子どもが成人になったらどうするの?
子どもが小さいうちは毎年飾っていた雛人形も
いつの間にか飾らなくなってしまうご家庭も多いかと思います。
基本的には何歳になっても雛人形を飾ってよいとされており
昨今では独身女性が自分のために雛人形を買うケースも増えてきているようです。
ただ、いつから出すかという点としては変わらず
上記のような時期に雛人形を飾り始めるのが良いとされています。
雛人形と子どもの婚期
雛人形は結婚の様子を表現されているようなつくりのため
子どもの婚期になぞらえて表現される言い伝えを耳にされるかと思います。
今回は雛人形を飾る時期についてのものを取り上げてみます。
雛人形を早く飾ると、子どもは早くお嫁に行くことができると言われ
同じく雛人形を早く片づけると、子どもは早くお嫁に行くことができる
という言い伝えがあります。
もちろんどれも根拠のないものなのですが
古くから今に至るまで言い伝えられてきているものですので
まったく関係がないものだとも考えにくいものです。
とにかく、子の幸せを願うのであれば
雛人形を適した時期に飾ってあげるのが良いということですね。
大きな雛人形であれば1日掛かりになってしまうこともあるかもしれませんが
子どもと一緒に雛人形を飾ることも大切な思い出作りです。
今年も素敵なひな祭りをお迎えください。