お盆、お仏壇には様々なものが供えられます。
お花や果物にお菓子などがある横に、なぜかそうめんが!
お盆にそうめんをお供えする理由を知っていますか?
意味があってお供えされているそうめん。
理由を知れば、これから見方が変わりますよ!
お盆とは?
一般的にお盆は8月13日から16日をさしますが
東京では7月15日前後をさし
農作業が盛んな地域では8月15日前後をお盆といいます。
これは農作業が関わってくる影響で
お盆の時期がずれたことによって
このようなかたちになったのです。

お盆にお供えものをする際に気を付けたいこと
親戚や知人からいただいたお供え物は
いただいたそのまま仏壇の前に並べていてはいけません。
箱入りのお菓子は小袋をとってすぐに食べられる状態にします。
プリンやゼリー、羊羹はそのままで構いません。
果物もすぐに食べられる状態にしてお供えします。
りんごやなしは皮をむいて食べられるようにし
ぶどうなどは洗ったのちに小鉢へと入れます。
そうめんをお盆にお供えする理由 その1
そうめんの細さ、長さと
「喜びを細く長く」とで縁起をかついでいるため
そうめんをお盆にお供えする理由 その2
仏様が帰る時に、そうめんが荷物をまとめる紐になるため
そうめんをお盆にお供えする理由 その3
七夕にそうめんをお供えする習慣があり
それがお盆に受け継がれたため
実は七夕はお盆と関係の深い行事で
そうめんを食べると熱病にかからないという言い伝えもあったため
お盆でもそうめんがお供えされるようになったと言われています。
その他、なるほどと思えることをいくつかご紹介します。
お供えの際にはお水もお供えする
きれいな水は、お参りする人の心を洗うと考えられています。
水道水で構いませんので、毎日新しい水をお供えします。
(浄土真宗ではお供えしません)
線香は、ご先祖様に香りを感じてもらうためにつける
線香をつけるのは、悟りの世界へと通じるためです。
また、ご先祖様に香りを感じてもらうためでもあります。
火を消す時は口で吹き消さず
火消し用のうちわか手で消すようにしてください。
花をお供えするのにも意味がある
ただ花を飾っているのではなく
花を飾ることで仏様の世界をさらに高めることができるからです。
故人が好きだった花でも構いません。
花が枯れないように水を替えることを忘れないようにしてください。
お供えの仕方からお供えなどの意味
そして、なぜそうめんがお供えされるのか
よくお分かりいただけたでしょうか。