紫陽花を挿し木で増やす方法をご紹介します!
これでお気に入りの紫陽花を
また来年も楽しむことができますよ!
紫陽花の挿し木ってどんな栽培方法?
ガーデニングが趣味ではない人には
あまり聞き慣れない言葉かもしれません。
紫陽花を含む植物の枝や茎を切り
切り口から根を生やして増やす栽培方法のことです。
紫陽花の挿し木は簡単な方法でできるので
ぜひ1度挑戦してみてください!
紫陽花の挿し木はどんな方法でするの?
まず、6月初めくらいの時期になったら
紫陽花の挿し穂を選びます。
挿し穂は、花のついていない枝の穂先から20cmほど
(2節目あたり)を切り落としたものを使いましょう。
紫陽花を増やしたい分だけ、挿し穂を用意します。
切れ味の良いカッターかはさみで
勢いよく切り落とす方法がおすすめです。
手でちぎったり切れ味の良くないもので切ると
水分や栄養が運ばれる管がつぶれてしまい
紫陽花がうまく水を吸い上げられなくなってしまいます。
20cmほど切り取ってきれいな葉だけを残し
2時間ほどバケツなどに水をはってつけておきます。
この際、メネデールやHB-101という活力剤を加える方法がおすすめです。
また、別にルートンという発根促進剤を切り口につけ
ポットに入った土に差し込むことで、より発根を促すことができます。
このまま明るい日陰に置いておき、根がでるのを待ちます。
水やりを時々することと
有機物の少ない土を使うこと
根気強く待つこと、という3つが最も成功しやすい方法です。
挿し木に適している時期は?
基本的には5~6月が最も適していると言えます。
ただ、7月になってしまったら手遅れかと言うと
決してそういうわけでもありません。
その年の気候や温度などにもよりますので
挿し木をしたい紫陽花があれば
7月に入ってしまっても挿し木をしてみましょう。
挿し木をして2~3週間ほどで挿し穂から根が出ます。
根が出始めたら挿し木の方法が合っていたというサインです。
来年が楽しみですね。
挿し木をしたその後の栽培方法は?
紫陽花の挿し木は日なたで日光に当たらせながら
11~12月頃まで栽培し
1月頃に大きな鉢へと植え替えます。
赤玉土:腐葉土:バーミキュライトを6:3:1で配合し
これを土として栽培していきます。
室内の15度程度のところで管理して冬を越せば
およそ3ヶ月ほどで開花を迎えます。
紫陽花は土の酸性度によって色を変えるため
弱酸性の土であれば青い紫陽花が
アルカリ性の土であれば赤やピンクの紫陽花が咲くことになります。
すべて自分で手を加えて育てた紫陽花は
それはそれはかわいいものですよ。
どんな花を咲かせてくれるか、楽しみですね。