蓄膿症の症状と言えば、嫌な臭いや
顔全体の痛み、黄色くどろっとした鼻水。

その様なものを思い浮かべる人が多いでしょう。

しかし、蓄膿症で歯が痛む。

そんな、一見関係ないような症状が実際にあるんです。

ちょっとその辺りをドラマ仕立てで解説します。

 

Aさんの場合~歯医者にて

Aさんは、マメなかたで、朝、昼、晩と
食後にきちんと歯磨きをする方でした。

ブラッシングの方法もしっかりと歯医者さんに教わり
歯科衛生士さんからも褒められるほどです。

そんなAさん。虫歯にはここ数年なっていません。

毎春、健診を受けて
きれいな歯と歯茎がほめられています。

さて、季節は冬。巷にはインフルエンザが
どうのこうのと騒ぎ始めています。

Aさんも、個々のところ熱こそ出ていませんが
鼻水がずっと出ていました。

そんなある日、Aさんが朝起きてみると
不思議に上の奥歯が痛みます。

Aさんは何年かぶりに、虫歯にでもなったのか?
と、いぶかしながらいつもの歯医者へ。

顔なじみの歯科衛生士さんが
歯を見てくれましたが、特段虫歯はない様子。

歯医者の先生も、見た目では虫歯はないという事で
とりあえずレントゲンを撮ることになりました。

レントゲン写真をじっくりとみる先生。

しばらくして先生が言いました。

「虫歯はないようです。ただ、ちょっとこの上顎の影が気になります。
CTを取りましょう。」

haCT

そう、この歯医者さんは最新のCTが取れる
歯医者さんだったのです。

そこでAさんについた病名は蓄膿症でした。


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蓄膿症と歯の痛み

Aさんのように、虫歯が無くても
蓄膿症の症状で歯が痛む事があります。

それは、蓄膿症は副鼻腔に膿がたまる病気ですが
その副鼻腔がどこにあるかと言うと
眼の回り、そして鼻から上あごの回りにかけて存在します。

特に、上顎洞と呼ばれる穴はレントゲン写真で見ると
奥歯の根の部分と繋がっているように見えます。

上顎洞

実際には、そこには薄い膜があり繋がってはいませんが、
上顎洞が細菌感染し、膿がたまると
奥歯の神経を刺激します。

これが、Aさんが蓄膿症の症状で歯が痛んだ原因だったのです。

診断についてはCT撮影が有用です。

 

上顎洞が感染する原因

上記の例とは逆に、虫歯や歯周病から
上顎洞が細菌感染し、蓄膿症になる場合もあります。

虫歯や歯周病の原因は細菌の増殖です。

いくら、上顎洞と奥歯の間に薄い膜が有ろうと
感染は起こります。

また、Aさんのように鼻水を長く患う事によっても
蓄膿症になる場合もあります。

虫歯と蓄膿症を同時に患う事もあり、
その場合には蓄膿症の治療を先に行います。

ですから、治療が長くかかるので
虫歯から蓄膿症がおきないように
しっかりと歯をケアしましょう。


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