大寒を間近にして、寒さがいよいよ本格化してきましたが、皆様いかがお過ごしですか。

年配の女性のお客様から頂いたお話です。

母の日にもらったカーネーションを翌年も鉢植えして咲かせて楽しんでいらっしゃるとの事で、
素晴らしい事だなと思い調べてみました。

よろしければお付き合いください。

カーネーションありがとうございます!


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カーネーション、鉢植えして翌年また咲かせる方法

カーネーションとは

毎年花を咲かせる多年草で、ナデシコの仲間です。
元となる種は地中海沿岸に自生しますが、
現在広く親しまれているのは多くの近縁種を掛け合わせて作られた交配種です。
ワンシーズン(主に初夏)のみ花を咲かせる品種と、
条件が合えば周年開花する四季咲き性があります。
日本には江戸時代初期にオランダから入ってきたのがはじめとされます。

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カーネーションの語源は諸説あります。
ラテン語のカルニス(肉色)に由来し、野生種の花色にちなむ言う説と、
イギリスで冠を飾る花として利用されており、
戴冠式(コロネーション)に起因すると言う2説が有名です。

 

 

 

 


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カーネーション、鉢植えして翌年また咲かせる方法

カーネーションの歴史

カーネーションの歴史は古く、古代ギリシア時代にはすでに栽培されていました。
16世紀頃にイギリスで改良がはじまりました。
まず、野生種にはない白や赤花などの品種が、17世紀にはさらに様々な色彩の花、八重咲きや大輪の品種も作られました。
現在の品種の大元となったのは19世紀にフランスの園芸家によって作出された四季咲き性のカーネーションです。
20世紀にはいると品種改良の本流はアメリカへと場を移して「シム系」と呼ばれる品種群をはじめとして、様々なものが作られました。

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現在はヨーロッパで品種改良が盛んに行われており、
地中海系品種と呼ばれる一茎に数輪の花を咲かせるスプレータイプのものに人気があり、
切り花用カーネーションの主流になっています。
鉢植えとしては草丈がさほど高くならないポットカーネーション
花壇向きで性質の丈夫なガーデンカーネーションなどの品種もあります

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カーネーション、鉢植えして翌年また咲かせる方法

花がら摘みと切り戻し

咲き終わった花をそのままにしておくと灰色カビ病が発生することがあるので、
花がらはこまめに摘み取りましょう。

また、一通り花が咲き終わったら茎を半分くらいに切り戻し、
さらに混み合った部分は根元から切り落として風通しをよくしましょう。

切り戻しの適期は梅雨前と、秋です

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摘心
また、苗を育てている場合は茎が長く立ってきたら、
株元から5~6節の場所で先端の芽を摘みます。

そうすることでわきから芽が出てきて枝数が多くなり、
結果として花付きが良くなります。

茎が長く伸びる品種の場合早めに支柱を立てましょう

花の重みで茎が曲がることがあります。

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日当たり・置き場所
できるだけ良く日に当てて育てます

満開の鉢植えをもらったのであれば、室内の明るい場所で充分楽しめます。

まだつぼみがたくさんある場合、日に当てないとつぼみが開かず枯れてしまうことがあります。

苗から育てる場合も、日によく当てるとつぼみもたくさんできます。

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日照不足になると葉も黄色くなり、よく育ちません。

ただ、高温多湿に弱いので夏は直射日光を避けて半日陰で風通しのよい、できるだけ涼しい場所に置きます。

しかし、花は水に弱いので開花中の株は雨に当てないよう、ベランダなどで育てた方が無難です。

ちなみに気温が25℃を超すと花付きが悪くなり、夏はたいがい咲き止みます。

寒さにすこし弱いので、冬は室内の日当たりや寒風の避けられるベランダなどに置きます。

四季咲き性の物は10℃以上の気温があれば冬でも開花することがあります

 

 

ネックは夏の暑さ
カーネーションは高温多湿に弱く30℃を超すと花付きだけでなく生育も全体的に悪くなります。

耐暑性のある品種もありますが、基本的な暑さに弱いという性質は変わりませんので、
できるだけ涼しく過ごさせる必要があり、夏の適切な管理は育てる上での重量なポイントとなります

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水やり・肥料


多湿にすると根腐れしやすいので、土の表面が乾いてからたっぷりと水を与えるようにしましょう。
つぼみや花は水に弱く、ぬれた箇所からカビが発生することがあるので、
開花中の株は花やつぼみに直接水がかからないように株元からそっと水やりをします。

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生育期間中は1ヶ月に1回程度化成肥料を与えます。

液体肥料を使う場合は1週間に1回を目安にします。

特に開花期間を中心とした1ヶ月は花付きを良くするためにカリウムやリン酸の多く含んだ肥料が適しています。

真夏は暑さで生育が弱るので与えません。冬も同様に肥料は与えません。

 

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用土
水はけと通気性の良い土が適しています。

赤玉土(小~中粒)5:ピートモス3:バーミキュライト2の割合で混ぜた土を使います。
植え替え・植え付け
根がいっぱいになったら一回り大きな鉢に植え替えます。適期は秋です。


ふやし方
さし芽、タネまきでふやすことができます。
さし芽は4~6月、9~10月が適期です。

茎の節からでてくるわき芽を使うのが一般的です。

5~6cm程度の長さに育ったわき芽を付け根からかき取って、
下の方の葉を取り除いてから川砂とバーミキュライトを混ぜた土に挿します。

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わき芽はナイフやハサミを使うより手で摘み取るほうが、病気にかかる心配がありません
根が出るまで水分が蒸発しないように半日陰の場所で管理し、育ってきたら鉢に植え付けます。

春にさし芽した苗は翌年の春から、秋に行ったものは翌年の秋から花を楽しめます。

夏越しに不安が有れば春にさし芽を行って苗を作っておくと良いでしょう。

また、実生系のものはタネから育てることができます。

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タネまきの適期は9月下旬頃で、発芽して育って本葉が4枚になった頃を目安に、
一本ずつポットに植え替えて寒さが来るまでにできるだけ根を張らせます。

冬も月2回程度肥料を与えて春になったら鉢に植え付けます。


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